こんにちは!
2歳差の姉妹ママ。
マムミーライフのユウです。
モンテッソーリ教育ってどんなことするの?
家でもできるの?
0歳~3歳くらいまでの時期にしたらいいことって?
という方へ、「0~3歳に整えたいモンテッソーリ教育の7つの環境」についてご紹介します。
その前に・・・
そもそもモンテッソーリ教育ってなに?という方は、よろしければこちらをご覧ください。
0~3歳っていうと、赤ちゃんが寝返りができるようになったり、ハイハイしたり歩いたり、おしゃべりまでできるようになったり…びっくりするほど成長する時期だよね。
そう!その3歳までの時期にモンテッソーリ教育が重視している「7つの教育環境」があるんだよ!
『親が子どもにできることってなんだろう?』
親ならだれもが考えることですよね。
モンテッソーリは、子どもの「自分でやりたい!」を尊重して、環境を整えて、よく観察することって言っているよね。
この「7つの環境」を知っていると、わたしたち大人が普段当たり前のようにやっている日々の生活の中に、小さな子どもたちが持っている素晴らしい能力を高めるためのチャンスがたくさんあることに気づけるかもしれません。
0歳~3歳は「吸収する精神」の時期
マリア・モンテッソーリは、0~6歳までの乳幼児期を「その後の長い人生に必要な80%の能力を身につける最も重要な時期」としています。
その時期だけ持っている不思議な力があり、それは時期を過ぎるとぱったり消えてなくなってしまうそうです。
その後の人生の土台となる大事な時期なんだね!
モンテッソーリでは、乳幼児期の6年間を前期(0-3歳)と後期(3-6歳)に分けています。
3歳ごろまでの子どもは、びっくりするほどのスピードで周りにあるものすべてを、まるで写真を撮るように記憶し、自分のものにしていきます。
特に3歳までの吸収力はものすごく、長い人生の中でも、「この時期に得る知識は、大人がその後の60年間、一生懸命努力して獲得する量に等しい」と言われているほど。
無意識のうちに行われるので、「吸収する精神(無意識)」の時期とモンテッソーリはよびました。
それに対して3歳~6歳までの後期は、「意識の芽生え」の時期とよばれます。
後期では、前期で無意識に吸収してきたたくさんの事を、“意識的”に整理して秩序化していく時期です。
「6歳ころまでの環境や関わり方・サポートが、その子の人生の土台となる」と思うと、わが子とどんな時間を過ごしていきたいか、親としてはベストな環境を整えてあげたい!と思いますよね。
モンテッソーリ教育「0~3歳に整えたい教育環境7つ」
0~3歳までの乳幼児期前期に、モンテッソーリ教育が用意している7つの環境は以下のとおりです。
- 粗大運動の活動
- 微細運動の活動
- 日常生活の練習
- 言語教育
- 感覚教育
- 音楽
- 美術
ひとつずつみていきます。
①粗大運動の活動
粗大運動の活動とは、体操など動きのことではなく、歩く、走る、跳ぶなど身体の基本的な動きのことをいいます。
手足を動かせるようになる
↓
体をねじって寝返りするようになる
↓
ずりバイ
↓
ハイハイ
↓
つかまり立ち
↓
立つ
↓
歩く
など、全身を使った大きな動きのことです。
早く立つことができたり、歩けるのがいいことではありません。
順番を飛び越えることなく、一つ一つをしっかり経験して、体幹を育てていくことがとても大切です。
小さい時期から粗大運動の活動をたっぷり行うことで、次の微細運動もスムーズに行えるようになっていきます。
②微細運動の活動
主に、手や指を使った運動のことをいいます。
・握る
・つかむ
・はなす
・落とす
・たたく
などなど
大人にとって当たり前になってしまっている動きも子どもにとっては大切な活動です。
長女がはじめてガラガラのおもちゃを握れた時は感動したな~
③日常生活の練習
粗大運動と微細運動が合わさった活動です。
・服を着る
・靴をはく
・お水をそそぐ
・コップを洗う
などなど
日常生活で行うことの練習です。
大人がやっていることをいつも見ていて「自分もやってみたい」という欲求が強いのが1,2歳の子どもですよね。
娘の通っている園でも、
・給食の時間にお皿やお箸を机の上に用意する
・植物に水をあげる
・お皿洗い
・お洗濯
など日常生活の練習が当たり前のようにできる環境なので、家でも「○○できるよ!」と得意げにお手伝いしてくれます。
「自分でできた!」という経験が、自信や自己肯定感を高めてくれて、心の成長につながっていきます。
④言語教育
言語教育とは、「話す・読む・書く」という言葉に対する教育です。
「言語の敏感期」は胎児の時から始まっています。
3歳ごろまでは「はなし言葉の敏感期」です。
お腹の中にいるときから自分のまわりで話されている言葉を吸収していきます。
園では実物や絵カードを通して物の名前を覚えていくこともしますが、先生との会話もとても重要視しているそうです。
言語教育の一番の教材は『周りにいる大人』です。
普段の会話が一番の言語教育なんだね。
まだ反応がない赤ちゃんの時から、「おむつ替えようね」「いい天気だね~」など積極的に話しかけてあげることも大切な言語教育なんだね。
⑤感覚教育
感覚器官を意識して使い発達させる教育です。
「感覚、それは世界への入り口。人間は、世界を知るための第一歩 を自分の感覚で感じることから始める」
マリア・モンテッソーリ
「子どもの感じる感覚器官(目、耳、手(皮膚)、鼻、舌)は生まれたときから備わってはいるが、感覚機能はそのまま放置しておいて完成するものではなく、 練習(訓練)によって発達する」
「見る・触る・嗅ぐ・聴く」などのさまざまな感覚を存分に味わうことが大切です。
3歳までの時期に感じたさまざまな感覚を、3歳以降は意識的に分類・整理する時期へと移行していきます。
⑥音楽
音楽は世界共通です。
子どもは音を聴くと、自然と体を動かしたりおもちゃや道具を使って表現することを楽しみます。
園では、劇遊びで役になりきったり、歌に合わせて踊ったりしているようです。
園で「おおきなかぶ」の劇遊びをしてた時には、家でも「うんとこしょ、どっこいしょー!」ってたのしそうにくり返していました。
家庭でも、音楽を通して聴く、踊る、歌うなどの自己表現を楽しめる環境を整え、感受性を高めてあげたいですよね。
2歳半の次女は特に、しょっちゅう鼻唄を歌っています。
この時期のあどけない歌い方が可愛すぎるよね
⑦美術
言葉以外で自分を表現することを学びます。
また、絵具やくれよんを使って絵を描いたり、粘土あそびをして、目と手の協応動作の発達を促していきます。
美しいものに触れたり、見たりすることも大切です。
家庭でもできるモンテッソーリ
モンテッソーリ教育を取り入れている園では、0歳~3歳までのクラスでこれら7つの教育環境が整えられていますが、こうやってひとつずつ見ていくと、家庭でもできそうなことばかりですよね。
家庭でできるモンテッソーリでおすすめの本を1冊ご紹介します。
これは、私がモンテッソーリ教育を知るきっかけとなった本です。
長女が7か月くらいの時にこの本に出合いました。
当時は今回の7つの教育環境など知らなかったんですが、「大人からするとイタズラに思えるようなことも、子どもにとっては能力を伸ばす大事な活動」だということに気づけて、娘がしていることをただなんとなく見たり、大人の都合でやめさせたりしていたことも、子ども目線で考えて、おおらかな気持ちで見守ることがきるようなりました。
子どもがこんな動きを始めたら…
・なんでそれに興味をもつのか?
・それにはこういう目的がある
など分かりやすく説明されていて、簡単に手づくりしたり用意できるおもちゃの紹介もたくさん載ってます。
当時は実際におもちゃを作ったりしてたくさん参考にさせてもらいました^^
まとめ
今回は、0歳~3歳までの「吸収する精神」の時期とよばれる人生の土台となる大事な時期に、モンテッソーリ教育が用意している7つの教育環境について取り上げてみました。
実際に娘たちが通っている園では、この環境に囲まれて日々を過ごしています。
通い始めて1年が過ぎ、モンテッソーリ教育の目的である「自分でできるようになる」を子どもの様子を通して目の当たりにしています。
同時に、モンテッソーリ教育を知れば知るほど、「園にいる時間だけしてもらう教育」ではなく、家庭での日常生活の中で、子どもが自分で成長する能力を邪魔せず、適切な環境を整え、サポートする(見守る)ことが何よりも大事なんだということを痛感します。
後期(3~6歳)は、3歳ころまでに無意識に吸収してきたものを、「意識的」に整理や分類をしていく段階になります。
「3~6歳の時期に用意されている教育分野5つ」については別の記事で紹介しています。
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