子どもを怒鳴りたくない…子育て中のイライラに「ママのアンガーマネージメント」

ユウ

こんにちは!
マムミーライフのユウです。
2歳と4歳の娘のママです。

2歳の次女は、3歳へ近づくにつれおしゃべりもとても上手になってきて、いろんな言葉を使うようになってきました。

この年齢特有の話し方は可愛くてかわいくて、ついぎゅーって抱きしめたくなっちゃいます。

でも…

そんな可愛い次女は、今ちょうど、自我が芽生えてきたけれどそれをまだ上手く言葉では表現できないもどかしい時期。

「イヤイヤ期」とか「魔の2歳児」とか呼ばれていますよね。

モンテッソーリ教育の「秩序の敏感期」というのを知って、子どものイヤイヤの理由を理解できるようになりイライラが減ったことは確かです。

でも、朝の忙しい時間帯に急いでいるときや、夜仕事から帰宅後の疲れてる時間帯に自分の心に余裕が持てないときは、分かっていてもイライラしちゃうんですよね。。

 

早く!

 

お片付けして!

 

何回言えばわかるの!?

娘たちの気持ちを理解しようといろんな声掛けで試みるも全然効果がないと、子どもの気持ちに寄り添う余裕がなくイライラしてしまい、強めの口調になってしまいます。

そして、上手く対処できないそんな自分に自己嫌悪。

そんな時「アンガーマネージメント」という言葉を知りました。

今回はイライラ続きで自己嫌悪に陥ってしまう日々の中で、感情が爆発しそうなくらい育児が辛い時に「アンガーマネージメント」という怒りをコントロールするという技術を知って実際に試してみた結果についてです。

目次

子育て中のアンガーマネージメント

アンガーマネージメントとは、1970年代にアメリカで生まれた「怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング」です。

犯罪者の矯正プログラムとして活用されたのが始まりでしたが、時代とともに企業の研修などにも取り入れられるようになりました。

自分の感情と上手く付き合えると、仕事はもちろん日常生活で友人や家族など、周りの人と円滑なコミュニケーションが取れます。

子育てにおいても、イヤイヤやグズリが続いたり、兄弟げんかばかり、言うことを全く聞いてくれないなど怒りの感情が湧いてくることってたくさんありますよね。

アンガーマネージメントは、怒りの感情自体を悪いものとしているわけではありません。

衝動的に怒鳴ってしまったり「あんな風に言わなければよかった」とあとで後悔しない怒り方をする、つまり怒りの感情をコントロールするということです。

感情的になって怒りをぶつけてしまうと、伝えたいことが子どもに伝わらない可能性が高いです。

そして、衝動的に怒ってしまったあとは「なんであんな言い方しちゃったんだろう」と自己嫌悪に陥り、親としての自信をなくしてしまうことも…。

親にとっても子どもにとっても良いはずないですよね。

 

寝顔に「ごめんね。」と謝ったこともたくさんあります。

叱る必要のある時にはしっかりと子どもに伝える必要がありますが、子どもに感情のまま怒ってしまうのではなく、後悔したり自己嫌悪になる場面を減らして可愛い子どもたちと笑顔で過ごしたいなと思いアンガーマネージメントを子育てに取り入れてみることにしました。

子育てのイライラにアンガーマネジメントの対処法3つ

「アンガーマネージメント」について調べたら、イライラした時の対処法としておすすめの方法がいくつかありました。

その中でも、わたしが実際に試してみた結果、効果的だったものをご紹介します。

イライラ→感情的に怒ってしまう→自己嫌悪

というループに陥らずにすんだ=怒りをコントロールできた対処法は以下の3つです。

① 6秒待ってみる
② 目の前のことに集中する
③ その場を離れる

1つずつみていきます。

① 6秒待ってみる

アンガーマネージメントの理論によると、カッとなって衝動的に怒ってしまうのは怒りを感じてから6秒間だと言われています。

ピークが6秒。

この6秒をやり過ごせれば、冷静になる時間ができて、感情的に怒ってしまうということが避けられます。

 

ほんとにそれで効果あるの??

って最初思ってました(笑)

いざ、なかなか言うことを聞いてくれずグズグズばかりで、いつもならつい強い口調で言ってしまいそうな場面に出くわしたとき、この6秒ルールを思い出せたので実践してみました。

 

心の中で6秒数えます。

意外と長く感じました。

でもその長さが、確かに衝動的な怒りは収めてくれました。

普段なら小言やイライラ丸出しの言葉が返ってきそうな場面で、私が黙っていることに不思議な顔をした娘2人。

ぐずっていた次女も「あれ?いつもと違うぞ?」と感じたようです。

自分自身の意識を6秒間そらしたことで、怒りのボルテージが落ち着いたのを感じました。

イライラの原因が解決するわけではありませんが、子どもに対して冷静に、穏やかにグズリの原因を聞いてみることができました。

感情的に言葉をぶつけてしまう回数を1回減らせたということは、

 

あ~またあんな言い方をしてしまった…

という後悔を1つ減らせたということ。

ママとしての自信をなくしたり、可愛い子どもたちへのイライラしてしまった後悔を1回減らせたことがストレスも減らしてくれました。

…とはいっても、

それで子どものグズリがすんなり終わるわけではないので万事解決!とまではいきませんが、自分の気持ちをコントロールできたことは、イライラばかりでママとして自己嫌悪だらけの毎日から抜け出す大きな一歩でした。

② 目の前のことに集中する

「目の前の、今ここ」に意識を向けることで怒りを鎮める、という方法。

アンガーマネージメント理論では『グラウンディング』というそうです。

例えば、

目の前のコップの色や傷の有無などをしっかり観察して心の中で表現してみたりということをします。

怒りの対象から気をそらすことで、衝動的に怒りをぶつけてしまうのを避けることができます。

これも「6秒数える」と同じように、まず最初の突発的な怒りを落ち着かせるのには効果的でした。

③ その場を離れる

正直、6秒待つだけでは全然怒りが静まらないこともありました。

子どもに怒りをぶつけてしまった後の後悔を思うと、衝動的に怒鳴ったり、手を出したりは絶対にしたくない。。

でもこの怒りのやり場がない!

となったときにするのが、

「その場を離れる」ということ。

これも怒りのコントロールに有効な方法です。

実はこれ、「アンガーマネージメント」という言葉と出合う前からやっていたことでした。

私の場合は、いつも寝室のクローゼットに身を寄せます(笑)

 

ママ友の一人はトイレに閉じこもるって言っていました(笑)

マメ太

人によってクールダウンの場所はいろいろあるんだね。

姿が見えなくなるとすぐ気づくのがこのくらいの年齢の子どもですよね。

寝室まで探しにはくるのですが、それでも、自分の気持ちが落ち着くまで閉じこもったまま数分、時間をもらいます。

落ち着いてくると、いじらしいわが子への愛しさと、子ども相手にイライラしちゃったことへの反省心と…いろんな感情が混じってぎゅーっと抱きしめたくなっちゃいます。

物理的に距離を置くという対処法。

個人的には数分という短時間でも気持ちが落ち着く一番おススメな選択肢です。

もちろん、子どもが安全を確保できる状態というのが前提です。

不安になってママを探す時にケガや事故が起きないように、「ママ、ベッドで少し休むね」など一声かけてから離れるといったことも子どもの年齢によっては必要です。

イヤイヤ、グズグズ、癇癪・・・子育て中のイライラにアンガーマネジメントを試してみた結果

仕事が終わって保育園に迎えにいき、家に帰宅してから寝かしつけまでの3時間ほどが、一日の中で一番ハードだと感じる2歳差二人育児。

イヤイヤ期の次女、繊細な長女。

夕飯が準備できるまでお腹も空いているし、グズリやケンカも増える時間帯。

子育てのイライラに上記のアンガーマネージメント対処法3つを特に意識して2週間ほど試してみました。

結果的に、あとで後悔してしまうくらい強い口調で衝動的に怒ってしまう回数は随分少なくなりました。

①夕飯中

ごはん中に食べ物で遊び始める次女。

注意してもやめるどころか、ますます激しくわざとぐちゃぐちゃにします。

仕事で疲れているうえに、後片付けのこと、このあとにまだお風呂にいれたり歯磨きしたりすることがたくさんあることを考えると気持ちに余裕もなく、わざとする態度にイライラのボルテージがあがります。

そこをぐっとこらえて『6秒ルール』。

ここで怒っても怒らなくてもどうせ片付けないといけないんだし「まっいっか」と思うことができて、注意するのをやめてスルーしました。

そしたら途端にやめました(笑)

こちらの反応を試している部分もあるんでしょうね。

②お風呂場で

浴槽のふちにのぼって座ろうとしたり、ジャンプして遊ぶ子ども達。

滑ったら危ないので何度も注意します。

それでもふざける子ども達。

これはスルーしたら危ないのでさすがにおろして止めさせますが、強めの口調で怒ってしまいそうになります。

そんな時は『目の前のことに集中』を実践。

水分を弾く子どもたちのすべすべ肌に気づき、「羨ましいな~」とか思った自分がおかしくてイライラの感情が吹っ飛んでました(笑)

違うことに意識を向けるというのも本当に有効でした。

③おもちゃの取り合いでケンカ

仲良く遊んでると思ったら急に始まるケンカ。

ドンドンと地団駄ふんだり、泣き叫んだり…特に夜の時間帯は、上下の階への迷惑も考えるとすぐにでも「コラー!」とやめさせたい。

でもここで下手にどちらかの味方をしたり叱っても、片方は気が収まらずますますヒートアップします。

子育て中のママなら、

も~~~~~!!!!!!

って大声で叫びたいくらいツライとき、ありますよね^^;

そんな時は、

 

ママ、先に寝るね~

と、『その場を離れる』作戦(笑)

ケンカをやめて

長女・次女

私も寝るー!

とついてくる子ども達。

まだ家事も残ってるけど、たまには「まぁいっか」とあきらめることも大事。

パパ

なんでも完ぺきにしようとしすぎなんじゃない?

と夫によく言われます。

しないほうがストレスなので、自分でも気づかないほど自分で自分を追い詰めて、たまに爆発してしまう性格なのですが、「あきらめる」「気をそらす」ということも必要だなと学びました。

例を挙げるとキリがないですが、怒りを爆発させるって意外とエネルギー使うんですよね。

疲れて余裕がなくなるとついつい感情的に怒ってしまうし、そんな風に怒られた子どもがこちらの言うことをすんなり聞いてくれるわけではありません。

その悪循環を断ち切るには、子どもをこちらの思い通りにさせようとするのではなく、「自分の感情をコントロールする」ということの有効性を実感しました。

最初のうちは、

 

落ち着こう、落ち着こう

と頑張って6秒待ってみたり意識しないといつも通りになってしまいそうでしたが、

慣れてくると、我慢して6秒待たなくても「なんでこんなにイライラしてるんだろう」と客観的に自分の怒りを観察することができるようになってきました。

 

それでもまだまだイラっとする時はありますけどね(笑)

マメ太

人間だから怒りという感情があるのは悪いことではないよ。

でも、些細なことで怒らなくなって「まぁいっか!」と思えることも確実に増えてきました。

自分の心に余裕がある時は、「まぁいっか!」と思える、いわゆる許容範囲が広くなります。

しっかり叱るということが必要な時もありますが、衝動的な怒り方はあとで後悔します。

できる限り怒りをコントロールして、子どもといい関係を築いていきたいと思っています。

まとめ

今回は、通称『イヤイヤ期』の次女に手を焼いていて、イライラ頻度がとても高くなり、そんな自分に自己嫌悪になるという日々のループ。

そこから抜け出したいと切実に思ってた時に出合った「アンガーマネージメント」を子育て中に試してみて感じた、自分自身の変化について簡単にまとめてみました。

ぜひ同じように悩んでいるママ、いつも余裕がなくなるほど頑張っているママにも、子育てに活用できる「アンガーマネージメント」を試してみてほしいです。

マメ太

ママと子ども、親子の笑顔の時間が増えたら嬉しいね!

イライラしてしまう原因であるイヤイヤ・グズリや癇癪に関しては、自分の感情のコントロールだけでなく「子どもへの言葉かけ」についても現在インプット中なので、そちらについてもまた別の記事でまとめたいと思います^^

ユウ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ユウ

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